街に緑を、パリのアーバン・ファーミング

パリのアーバン・ファーミング

アーバン・ファーミング、聞きなれない言葉でしょうか。
すばり"都市の農業"のことで、フランス語だと
アグリキュルチュール・ユルベンヌ(agriculture urbaine)
もっと聞きなれないことになります(笑)

しかし、環境の保護や生活の質の向上といった点から
近年のパリ市の行政では、街の緑化にもかなり力が入っています。
その中でも脚光を浴びているのが
パリのアーバン・ファーミング。

個人の庭やテラスでのガーデニング、
さらにはシェアガーデンにとどまらず、
パリの街中にファーム(農場)を作ってしまおうというのです。

街中で野菜やハーブが育てられれば
生産地と消費地が直結することになるなど
利点も様々考えられます。
しかしただでさえ過密気味な大都市に
そんな場所があるのでしょうか?

パリキュルター|Les Parisculteurs

そこで注目されているのが、
たくさん立っている建物の屋上です。
オフィスビルや学校や文化施設や病院など
様々な建物に可能性があります。
すでにパリ市では、都市型農業を開発すべく、
場所とアーバン・ファーミングのための
ランドスケープデザインを結びつけるプロジェクト
「パリキュルター」を始動しています。
最初の年だった昨年のパリキュルター[シーズン1]では
バスティーユのオペラ座や
フランソワーズ・サガン・メディアテックなど
よく知られた施設の屋上も候補地に上がって話題になりました。

表紙の写真は、HOP’éra BATAVIAによるオペラ座のプロジェクトの受賞作品。
5000㎡の広さに野菜や果物、食用の花なども生産する
本格的なアーバン・ファームのプロジェクトが進行中です。
最近のブルワリーブームを反映してか、また
もともとイル=ド=フランス地方の気候で育てやすいということもあり、
ホップの栽培とブルワリーの開設も予定されているのだそう。
完成が楽しみですね。

また、パリキュルター[シーズン1]が好評だったということもあり、
将来的には100ヘクタールをアーバン・ファームにするという目標のもと
すでにパリキュルター[シーズン2]もスタートしています。
パリでもアーバン・ファーミングが盛り上がっているというのは
意外な感じかもしれませんね。
こちらも追っていきたいと思います。


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