
庭の旅・イギリス編途中ではありますが、ただいま銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催中の展覧会がステキだったので、ちょっとそのお話を♬
 イギリスのアーティスト、スー・ブラックウェルのアジア初の展覧会で、花と植物に関する古い本を素材に、ページ上に咲き誇る花の作品などのペーパー・スカラプチャー(紙の彫刻)によるインスタレーションの展示です。
イギリスのアーティスト、スー・ブラックウェルのアジア初の展覧会で、花と植物に関する古い本を素材に、ページ上に咲き誇る花の作品などのペーパー・スカラプチャー(紙の彫刻)によるインスタレーションの展示です。
こちらは
「Wild Flowers No.10」2014年
古い本の上いっぱいに咲いたワイルドフラワーたち。
スーさんは、古い本を選んでフェアリー・テイル(お伽話や民話など)を読み、その物語からのインスピレーションで作品を作っていくそうです。読み終わった本のページを丁寧にカットしていく繊細な、気の遠くなるような制作過程を経て、物語のストーリーや空気感までが生きているような詩的な表現空間が生み出されていきます。深い森の風景などもありました。
内容として書かれた物語と、本そのものにも時間の蓄積とストーリーを持つ古書を素材に、さらに想像の世界が形づくられていく、不思議な魅力を放つ作品たちです。
数年前からファッション誌などでは紹介されていて、注目していたのですが、東京で展示が見られるのはとても嬉しいです。以前にロンドンのリバティでウィンドウ・ディスプレイを見かけたことがありましたが、他にも名だたる企業の広告に作品を提供していたり、映画監督のティム・バートンとヘレナ・ボナム・カーターなども彼女の作品をコレクションしているなど、いつの間にか大人気になっていました。
こちらは入口にあった大きめのインスタレーション「蘭の花冠」(2013年)
1900年頃の古書(蘭の植物画)をカットして作られた紙の彫刻です。
会期は6月14日まで。会場では制作の様子やインタビューの映像などもあるので、お時間あればそちらもぜひチェックしてみてください☆
スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか-」展
2015年04月29日(水)~2015年06月14日(日)
11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
ポーラ ミュージアム アネックス
東京都中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
 
							
											








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