ブルターニュの庭
フランスの名庭園が集中する地方は?

フランスでも庭づくりが特に盛んな地方といえば、
ブルターニュ地方や南フランスのコート・タジュールでしょう。

後者は、地中海を臨む風光明媚、温暖な気候で
19世紀からすでに別荘地として人気が高く
世界のセレブリティが競って別荘を作らせたところです。
お屋敷ができれば当然、それに見合うガーデンが必須です。

一方、大西洋側のブルターニュ地方は
夏でも涼しいくらいの日が多く、
その地域特性は日本の東北地方などになぞられられます。
しかし、海流の影響で冬でも激しく凍結せず、
比較的マイルドな気候で雨も多いなど、
庭づくりにとってプラスな面があります。
特に、海側には酸性質の土壌があり、
カメリアやツツジなど、石灰質の土壌では難しい
フランスでは貴重な植物にも適した場所であったりもします。

さらに大西洋を挟んで、隣はガーデニング大国イギリス。
ノルマンディーやブルターニュのみならず、
大西洋側には、イギリス文化の影響も多くみられますが、
庭づくりもその例外ではありません。
例えばお隣ノルマンディー地方になりますが、
完全なるアーツ・アンド・クラフト様式の邸宅に
ガードルード・ジェキルを呼んでデザインさせたという庭園もあるくらいです。

 

ブルターニュらしいおとぎの国の庭

前置きがちょっと長くなってしまいました;; が、
そうした気候風土、文化的背景も相まって
素晴らしいガーデンが目白押しのブルターニュ地方ですが、
その中でも心に残るガーデンの一つがケルダロ庭園です。

 

亡命ロシア貴族が創った(創らせた)というこの庭には、
イギリスの庭園を訪れた時のような、
植物学的な愛を感じる植栽の種類の豊かさと
(1965年の創設当初からすでに、こだわってチョイスした
レア・プラント含む5000種が植わっていたそうです。)
そのこだわりは色彩にある、とのことで、
確かに、樹木の植栽へのカラーアレンジメントのこだわりが素晴らしい。
それと同時に、庭のそこかしこに
どこからともなく小人が出てきそうな、
おとぎ話の国のような、不思議な魅力があります。

 

17haという広い起伏に富んだ地形の敷地につくられており、
コロボックルの傘になりそうな葉っぱ
(きゃー、名前ど忘れ、ごめんなさい!)
やシダ類の茂る森を小川に沿って下って行くと、
庭園にはお決まりのグロット(人工の洞窟)などを経て、
河口にたどり着きます。
そうだ、ここは海の近くだったんだなと、ふと思い出します。

 

ブルターニュ地方もガーデン・ツアーなどしたいなあと思っていた場所ですが、
さて、いつになることやら。そのうちに。

ケルダロ庭園のサイトは英語もあるので、ぜひのぞいてみてください。
(↑をClick !)
少し涼しい空気が感じられると良いなあと思います。
それではまた!

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