ヴェルサイユの庭園が舞台の映画♡ヴェルサイユの宮廷庭師

フランスに注目!まずはヴェルサイユの庭園からご紹介を
と思っていたら、なんとタイムリーに
ヴェルサイユの庭園をテーマにした映画が10月に公開されるとのこと!
[関連記事]フランスといえば・・・ベルサイユ宮殿と庭園
[関連記事]マリー・アントワネットのプチ・トリアノンと庭園

すてきな庭シーンがいっぱいの《ヴェルサイユの宮廷庭師》

そのタイトルも《ヴェルサイユの宮廷庭師》
帰国早々、さっそく試写を拝見してきました〜♬
https://youtu.be/ZwDPcnQU6EM

ヒロインの無名の造園家にケイト・ウィンスレット、
ル・ノートル役がマティアス・スーナールツ。
安定的にロマンチックな展開なのですが、
なにしろ世界一有名なヴェルサイユ庭園の造営が舞台なので、
すてきな庭シーンがたくさん♬
庭好き女子的には、あらゆるディテールが大変に楽しめます♡
フランス好き、歴史好きな方にもとってもおすすめです!

フランス式庭園の定番、「ボスケ」ってなに?

ところで、先日ヴェルサイユの庭園の中をウロウロしていた時に
何だろう?と思っていたボスケ(木立)の小庭園のひとつが
まさにこの映画でクローズ・アップされていたのにもビックリ。
ボスケとは、背の高い刈込の木々で周囲を覆ったスペースで、
その中にも様々な庭園が作られています。
高い生垣で囲まれており、外からは中が見えないので、
愛人との密会とか、当時の宮廷人たちの様々な事柄にとって
都合が良かったのだそうです。
IMG_1206
(通路側からは↑何も見えない)
しかしどちらかというと迷路のようで、
自分がどこにいるのか、すぐ分からなくなります。
現代のビジターにとってはぜんぜん都合よくありません(笑)。

とはいえ、それぞれのボスケの中には、
噴水がしつらえてあったり、バラのアーチになっていたりと、
異なるテーマで工夫を凝らした演出の世界観が広がり案外面白い。
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こちらはより自然な雰囲気の王のボスケ、だったかな。
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そして迷い込んだボスケのひとつが《舞踏の間》。
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階段状の劇場のようですが、
なんだか他とはちょっと印象が違うな〜、と思いつつ覗いていたら、
もうすぐ閉まっちゃうから見学するなら今のうちよ!と
通りがかりの人に言われて、ん?
ガイド付きで見学しているグループのために
今だけ開いていたのね、と分かってそろそろと一周。
石段の所々に貝が埋め込んであったり、かなり有機的な装飾。
ちょっと不思議な雰囲気が気になりつつも、
ほんとに閉められそうになったので、そそくさと退場。

ここは1680-83年にかけてル・ノートルが最後に作ったボスケだそう。
イタリア式の階段劇場が設えられ庭園からは見えない場所で、楽士たちが演奏し、
中央には大理石の島があって、そこで舞踏が行われたとか。

よくわからないままに立ち去ったのですが、
映画を観たらなるほど〜!となりました(^_-)-☆
とても象徴的な場所だったのです。
詳しくはぜひ映画を見てみてくださいね。

チャレンジングなボスケの庭園作りは続く

ヴェルサイユの庭園には最初に17のボスケが作られ、
その後も改造されていきますが、なにしろ
フランス整形式庭園の栄えある歴史の重みそのものの場所なので、
現代に至っても、ヴェルサイユの庭園に何か新たなパーツを加えるというのは
なかなかにハードルが高いことだそうです。

IMG_1201
そんな中、新たに造られたボスケが話題になっていました。
設計はフランスのペイザジスト、ルイ・ベネシュ、
噴水のオブジェは、数年前に原美術館での展覧会もあった
アーティストのジャン=ミシェル・オトニエルです。
現代的な、でもヴェルサイユを意識したキラキラの噴水。
まだ出来たてですが、植栽が馴染んできたらいい感じになりそうです。

では次回は、ヴェルサイユの庭園の中でも一番人気の
マリー・アントワネットのプチ・トリアノンに行くことにします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます♡


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