海外の庭めぐり フランス整形式庭園フォーマルガーデンパルテールラムズイヤー ヴェルサイユ宮殿・グラントリアノン、秋のパルテール グラントリアノン、2022年のパルテール植栽のテーマは? 今さらながら、ヴェルサイユ宮殿の庭園の特徴は広大であること。それゆえ、離宮であるグラントリアノンまで足を運ぶのには意志の力が必要(笑)だったりしますが、こちらにもしっかり、さまざまな見どころがあります!(なので時間と体力が許す限りぜひ見学した方がいいです。) 特...
海外の庭めぐり 歴史的庭園ヴェルサイユ庭園案内、ボスケルノートル 三つの噴水のボスケ ルイ14世とルノートルのコラボレーション 宮殿北側のパルテールを下った位置する、1667年につくられた三つの噴水のボスケは、唯一ルイ14世のアイディアで、造園家ルノートルが設計したものと伝わるボスケです。 王とルノートルの間には、友情とも呼べるような信頼関係が築かれていたと言います。そういえば、並外れた庭園が作られた舞...
海外の庭めぐり 庭園彫刻 ヴェルサイユ庭園の壺型彫刻 ヴェルサイユの庭園彫刻 フォーマル・ガーデンに欠かせない、ヴェルサイユ庭園の要所要所を飾る大理石やブロンズの彫像たち。なかには、オリジナルはすでにルーヴル美術館に所蔵されている作品など、17世紀のフランス美術の名作が幾つも含まれているほどで(その場合庭園に置かれているのはレプリカ作品になります)、さながら野外彫刻美術館...
海外の庭めぐり 樹々で巡るプチトリアノン ヴェルサイユ庭園の「素晴らしい樹々」ヴェルサイユ庭園にはどれくらいの数の樹木があるのだろう?ヴェルサイユの宮殿やトリアノンの庭園の敷地内には35万本の樹木が植わっているそうで、聞いただけで圧倒される。 その数の木々のなかでも、樹齢300年を越える最長老の古木など約30本ほどの大木が、特に注目に値するヴェルサイユの「素...
海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内 花の離宮、グラントリアノンの庭園を訪れる 現在のグラントリアノン離宮の建物が作られたのは1687年、大げさな宮廷儀礼を逃れてホッと寛いだひとときを過ごすために(宮廷の様々な典礼を作らせた、その王自身も終いにはやっぱり疲れてきた様子です。)ルイ14世が晩年に作らせたものです。設計はジュール=アルドワン・マンサール。 カラーラ産の白大理石とフランスのラングドック地...
海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内、ボスケ コロナード(列柱)のボスケ 建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールが設計した、32本の柱を擁するイオニア式列柱廊です。中央には、17世紀のフランス彫刻としても傑作のひとつに数えられる、ジラルドン作「プロセルピーナの略奪」の群像が配置されています。 大理石の列柱が並ぶミネラル空間 ラングドック地方産のカラフルな大理石を合わせることで、最高級とされ...