フランス、アパルトマンの小さな中庭

スモール・コートヤード・ガーデンはシンプルさが決めて

突然ですが、
ヴェルサイユの我が家の建物の中庭の話を。
パリでもそうですが、
表通りから見ただけではわからないけれど
大きな建物の中に入ると、
コートヤード(中庭)があることが多いです。

広くて立派なのもあれば、
ほんの少しの空間の時もある。

アパルトマンの採光のための設計なのでしょうが、
もちろんそればかりでなく、
小さくとも暮らしに庭的空間があるのは
心理的には大きくプラスです。

ウチの建物にも小さなコートヤード・ガーデンがあります。
(初公開!)
一日の殆どが日陰、かつ土壌も粘土質という
過酷な環境ではありますが、
気取らないシンプルな設計で
基本ローメンテナンス、
バランスが取れた良い雰囲気で気に入っていて、
暖かい季節には、ささやかにアペロをしたりして楽しんでいます。

春の庭しごと〜芝生を再生する

ここの中庭は、これまでずっと
お隣さんが管理してきていて、
私は新参者なのですが、
折角なので、たまに手伝い始めたところです。
そんなわけで、この週末の作業は
芝生の種まきでした。

庭しごと前の写真をうっかり撮り損ねたのですが、
この庭の四角い土の見えている部分、
冬には芝生がどんどん苔に侵食されてしまいます。
じゃあ苔庭にしたらいいのでは?
という声も出てきそうですが
その苔は夏になると枯れ果ててしまうので、
それはそれで美観としては都合が良くないのです。

ということで、2年に1度くらい、
春先に苔をむしとり、土を足して、
芝生の種をまくという努力が続いています。
3週間位でちゃんと青々してくるはずなのですが、
種まき数日後の今日はこんな感じです。

近寄ってよく見ると、
取り損ないのコケの残骸と、
一生懸命残した芝生の生き残りに混じって、
多分一旦は土に埋もれたクローバーが復活。
クローバーは可愛いし、
土にも良いので残すことで合意しています(笑)。

そして芝生の生き残りに混じって、
早くも雑草の芽がどんどん出ている。
ここで自分が欲しいものと、欲しくないものが
判別できるのがめちゃ大事。
雑草も目を出したばかりの頃は
取り去るのも簡単ですが、
少し大きくなってしまうと労力は数倍になってしまう。

とはいえ、そんなに除草を気にしなければならない
環境でもなかったりもするので、
どうしようかなと目をやって見たものの、
もうしばらく様子を見ることにしたのでした(笑)。

この庭、ほんとにシンプルながら、
秋にはシュウメイギクが咲いたりと、
さりげなく四季の変化も楽しめます。
小さい洋風の庭の空間を考えるときには
結構参考になる要素も色々とありますので、
また様子をお伝えしたいと思います。

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