日曜日のロンドン、オープン・ガーデンへ

ナショナル・オープン・ガーデン・スキーム

イギリスに行くと、
ガーデンやガーデニングについて、
改めて感動することがたくさんあります。
例えば、
ナショナル・オープン・ガーデン・スキーム←CLICK!
National Open Garden Scheme
というチャリティー目的でオープンするプライベート・ガーデンを
オーガナイズする組織力が素晴らしい。
昔から黄色のガイドブックが毎年出版されていますが
今ならオンラインでいつどこのガーデンが
オープンしているかなどをさっと調べることができて大変便利です。
著名なプライベート・ガーデンが公開されることも多々ありますが
タイミングはかなり限られますが、
そこまでこだわらなければ、いつも何かしら見つけることができます。

ということで日曜日の朝、
ロンドン市内のオープンガーデンに出かけてみます。
黄色の看板が出してあるので
どこのおうちがすぐ分かります。

この日訪れた場所は、4軒ほどのご近所さんが
コラボでオーガナイズしてる様子です。
最初に拝見したお宅で共通券5ポンドを購入。
この収益はチャリティーになる仕組みができています。


小さなタウンハウスの廊下を抜けて庭に出ると
やはり小さな空間に、植物が溢れんばかりの別世界。

こちらはまた別のお宅です。

家主が時間をかけて自分自身でガーデニングして作り上げる庭、
並々ならぬ植物へのこだわり、愛着があふれるよう。
そして、訪れる人々もまた同様、
初めて出会う人々の間でも、すぐに植物談義が始まります。

日照などの条件が必ずしも良さそうでない場所も含めて
地面も壁も、それぞれの場所に役者さんが揃っている感じで
小さなスペースの使い方が大変参考になります。

こちらはもう少し大きめのお宅のガーデン。
やはり玄関から建物の中を抜けて庭に出ると
基本は芝生で、周りにボーダー植栽というシンプルな構成。

ちょうどコンサートが始まるところだそうで
お客さんもそれぞれに席を確保中。

オープン・ガーデンに忘れてはならないのが、アフタヌーンティー。
ティーのサービスがあるガーデンもたくさんあります。
こちらも庭の奥にはティー・コーナー。

スコーンやブラウニー、ヴィクトリアンケーキなど、
ホームメイドのイギリスっぽいスィーツを選んで
ミルクティーやコーヒーとともにティータイム。

イギリスの古い民謡をアカペラで歌う
アットホームなガーデン・コンサートが始まりました。

見知らぬ旅人も快く迎え入れてくれる、温かな
ロンドンのオープン・ガーデンのティー・タイムに浸りつつ
「ガーデニングは文化である」
と深く頷く午後でした。

日常の中で、庭を通じて人が繋がり、楽しい時間を共有できる
様々なアクティビティがあり、
チャリティーとして展開できるような仕組みもある、
ガーデニング文化が深く根付いているありようは
やっぱりいいなぁ、と思います。

フランスでも、オープンガーデン的な試みも行われていますが、
それはむしろここ数十年来の新しい動きなので、
今後の展開に期待、というところです。


こちらはまた別のお宅の玄関にて、入場案内係のおじさま方。
オープンガーデンは、家族・友人やご近所さんたちが
手伝いあって、ちょっとした町内イベントになっているような様子が
また良かったです。

機会があれば是非体験してみていただきたいオープン・ガーデン。
庭好きの方々なら、
様々な出会いと発見を最大限楽しんでいただけること確実です。
ではまた!

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