
5月のストックホルムのチューリップ
これまでフランスやイギリス、イタリアを中心にヨーロッパの庭をたくさん巡ってきましたが、なぜか北欧に行く機会がありませんでした。もちろん、北欧にも気になる庭はあります。特にスウェーデンには、いつか訪れてみたいものだと20年来憧れていた庭がありながら歳月は過ぎ。。。しかし数ヶ月前のある日、いつかとはいつぞや、パリからはそんなに遠くない!と突然思い立って旅行の手配を始め、ついに週末のスウェーデン庭の旅実現の運びとなりました。縁がないなら作ろう、みたいな。
5月下旬のスウェーデンはフランスに比べて少し涼しめ、本当に気持ちの良い季節です。

びっくりしたのは、東京ではおそらくもちろん、パリでもとっくに終わっているチューリップが、街のあちらこちらで満開だったことです。先週までは朝8℃位としっかり寒かったようなので、春の球根花が長持ちするのだろうなあと予想しつつ、春を2度楽しませてもらっているような、ラッキーな気分での街歩き。

色の合わせ方も、パリの街角のチューリップとはまたちょっと違うセンスで、特にランダムにカラフルな色合わせの植栽はとってもチャーミング。西日が当たる具合がまたなんとも美しくて、佇んで見ていたくなるほどです。
公園の芝地、自然に馴染んだチューリップ
さて、街角のカラフルなチューリップもさることながら、公園の芝生の一角に群をなすチューリップの植栽も、周囲の自然な感じによく馴染んだナチュラル感が素敵です。島々で構成されるストックホルムの街には、大きな木々に囲まれた公園が幾つもあり、まさに水の青と木々の緑の風景に街の中心地からまっすぐダイブできるのが素晴らしいです。
 優しい色合い、ナチュラルだけど存在感もあって、とてもいい風景になっています。
優しい色合い、ナチュラルだけど存在感もあって、とてもいい風景になっています。
オークやシラカバなどの落葉樹の新緑が太陽の光にキラキラと輝く、公園の森の林床のカバープランツは、イチゲやスズラン(花はようやく咲き始めた様子でした!)だったり、背の低い野生のブルーベリーの群生だったり。方々でリラの花(ライラック)もようやく咲き始めたところです。

ほんの数日の滞在でしたが、毎日公園に散歩に行くのが楽しくて、朝になるのが待ち遠しいほど。
そして、何度も、チューリップがこんなにかわいいものかと、改めてハッとさせられました。
続いて、ようやく訪れることができた憧れの庭の話も追ってお伝えしたいと思います♫ではまた!
 
							
											

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