伊勢神宮の森から

「うみやまあひだ」という映画を先日観ました。
20年に一度の伊勢神宮の遷宮の儀式の様子をフィルムに収めつつ、200年先を見越して遷宮のためのヒノキを育てている神域林の話から、遷宮に関わる宮大工さん、植林をしている漁師の方や、行き過ぎたスギの植林で荒れてしまった山林にその土地になった別の樹種を植林して再生しようとする活動をしている植物学者の方や、様々な方々のインタビューがあり、
山が森林によって豊かであるからこそ、そこから流れ出て海に注ぐ川の水質が豊かになり、近海のプランクトンが育ち、海も豊かになる、そのあいだに日本人の暮らしが成り立ってきたのだということを改めて知る、とても良い映画でした。

20年ごとの遷宮も、建築の技術を絶やさず次の世代に伝えるためでもあり、使われた木材もまた別の場所で再利用されています。
神社は常に新しく、しかし千数百年来同じ形を保ち、同じ神事が行われ続けているのです。様々な文化のかたちがありますが、日本には、一種の究極の持続可能、サスティナブルな仕組みがもう何千年も前からあったのだなぁと、深く感じ入りました。

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写真は年末に御礼参りに行ったときの伊勢神宮の森です。
神社の周りの林は神社林(正式には社叢)といい、しかし神様の降りてくる舞台なので、人の手を入れずに自然の形が保たれているそうです。神社林の何とも言えない清々しさ、気持ちよさはそこから来るものでしょうか。

ちなみに明治神宮は歴史の新しい神社ですが、明治神宮を囲むのは建立時から計画されて作られた人工の森です。
150年がかりで自然な常緑広葉樹林になるようにと計画され引き継がれてきたものだそうです。
3人の植物学者たちが、当時の首相が神社にはスギを植えろというのを説得し、その土地の自然本来に近づくような森を構想し、その実現途中にあるのが、100年後の私たちが目にしている明治神宮の森の姿です。

本当のことは何なのか、時がたたないと分からないことも多い、わかっていても実現されないことも多い。でも全てに意識的でなければならないと深く思いました。

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今日は庭よりさらに自然に近づいた森のお散歩でした。
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