![パリ、秋のチュイルリー公園を散策](https://i0.wp.com/www.hirokoendo.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1154.jpg?fit=4032%2C3024)
先日、チュイルリー公園を久しぶりに
駆け足で訪れる機会がありました。
2週間ほど前に放映された日曜美術館のマネ特集の際の
日美旅への協力のためにモネの足跡をたどり、
パリをウロウロしていた途中のことです。
この取材協力でマネに所縁ある
パリの中心地を訪ねつつ、改めて認識を確かにしたのが、
画家エドゥアール・マネは、人生の土台が、
根っからの正統派だったんだなあ、ということです。
印象派の若者たちを応援しつつも、
自らはアカデミックから離れなかったという、
一見矛盾するようなその姿勢が、
腑に落ちる気持ちがしました。
詳しくはこちらをご参照ください
かつて19世紀にはマネも散歩したであろう
チュイルリー公園。
歴史の面影をとどめながら、
ガラスのピラミッドが造られたルーヴル美術館の大改装時に、
公園も大規模な整備が行われました。
チュイルリー公園を通り抜けると、
コンコルド広場へつながります。
この軸線はシャンゼリゼ通りを通って
ラ・デファンスの新凱旋門まで
まっすぐにのびるパリの街の東西の中心線です。
天気の良い日であれば、
ぜひゆるゆると歩いてみてください。
![](http://www.hirokoendo.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1151-1024x768.jpg)
並木の木陰に並んだベンチや、
カフェのキヨスクと周りのテラス席など
ちょっとひと休みに最適な場所が
ところどころにあります。
![](http://www.hirokoendo.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1160-1024x768.jpg)
一番人気は噴水の周りのようですが、
植栽の花々を眺めながら
ぼーっと休憩するのもいいものです。
![](http://www.hirokoendo.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1144-1024x768.jpg)
そしてこちらの植栽は、毎シーズン
ルーヴル美術館の展覧会からの
インスピレーションで
チュイルー公園のガーデナーによって
デザインされているのだそうですが、
果たして今回のテーマは……?
![チュイルリー公園](http://www.hirokoendo.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1167-1024x768.jpg)
画像が今ひとつなので、
これは想像するのがなかなか難しかったかもしれません。
今年没後500年のレオナルド・ダ・ヴィンチ展に絡めて
レオナルドの作品『聖母子と聖アンナ』から着想した
‘‘スモーキー・ブルー’’の色彩がテーマの植栽なのだそうです。
絵画の中のブルーのグラデーションを思わせる
カラーのセレクトになっているのですね。
なかなか意欲的な試みです。