海外の庭めぐり テルマエ・ロマエ シャン・ド・バタイユ城、夢のフレンチ・フォーマルガーデン|4 ジャック・ガルシアのシャンドバタイユ城の庭園の最終回はイタリア風庭園です。 瀟酒なイタリア風庭園 ヴェルサイユ宮殿の庭園をみても分かるように、フレンチ・フォーマル・ガーデンが大いに発展したそのベースには、イタリア庭園からの影響があります。 ギリシア・ローマ文化はヨーロッパ文化全体の揺籃であり、様々な創作の着想源であり続...
海外の庭めぐり トピアリージャック・ガルシア シャン・ド・バタイユ城、夢のフレンチ・フォーマルガーデン|2 (前回見た)城館正面のビスタのエリアの次には、脇のボスケ(樹林)に入ってみます。 スフィンクスの並木道 名前の通り、スフィンクス型のトピアリーが並び、奥のエジプト的な彫像がフォーカルポイントになった、エジプト・インスピレーションの緑の部屋といったところ。 本来は両脇には水盤に水が並々とあるのだろうなあと想像すると、エキ...
海外の庭めぐり ジャック・ガルシア シャン・ド・バタイユ城、夢のフレンチ・フォーマルガーデン 現代に蘇る17世紀の城館と庭園、シャン・ド・バタイユ城 パリから北西に120kmほど、ノルマンディーに位置するシャン・ド・バタイユ城は、30年ほど前にフランス室内装飾の巨匠、ジャック・ガルシアが買い取り、12年の歳月をかけて修復改修した17世紀の城館。 さらには17世紀のルノートルの図面からのインスパイアで30年ほど前...
海外の庭めぐり ランドスケープジャクリーヌ・オスティフランスの都市計画 パリの街づくり、マーチン・ルーサー・キング公園 公園から始まる街づくり 今年2021年7月に完成した10haほどの都市公園マーティン・ルーサー・キング公園の建設が始まったのは、2004年。フランスの造園界を牽引するペイザジスト、ジャクリーヌ・オスティ氏の設計によるもので、パリの北西部の広大な国鉄跡地等を含むクリシー・バティニョール地区再開発計画の中心として作られた公...
海外の庭めぐり パリ植物園のジャルダン・アルパン(高山植物園) パリ植物園(ジャルダンデプラント)の魅力 パリ植物園(ジャルダンデプラント)は、自然史博物館に所属する由緒正しき学術研究の場でありつつも、パリジャン、パリジェンヌたちに絶大な人気の散歩コース。というのも、アカデミックな裏付けと、景観としての心地よさ、美しさ、両方が備わっているのが良いところ。 【関連記事】パリ植物園に行...
海外の庭めぐり パスカル・クリヴィエ、ガーデンデザイン パリ、チュイルリー公園にて ボーダー植栽に用の美をみる 今日は、造園家パスカル・クリビエ(Pascal Cribier)と ルイ・ベネシュ(Louis Benech)により 近年新たに生まれ変わった歴史的庭園である、 チュイルリー公園をちょっとだけ散策です。 チュイルリー公園はセーヌ河沿い、ルーヴル美術館とコンコルド広場の間をつなぐ、 まさにパリの中心に位置する庭園です。 ...