海外の庭めぐり ローレンス・ジョンソンアーツ&クラフト・ガーデンヒドコート・マナー歴史的庭園 セール・ド・ラ・マドンヌ、南仏リビエラの庭園[2] 調和のあるジャングル 改めて、伸びやかに繁茂する様々な植物に囲まれる至福の感覚は、 この庭園の最大の魅力ではないかと思います。 そして、それはどこから来るのか、、、 作庭者のジョンストン自身が、自らプランツハンティングに出かけるほどのこだわりのプランツマンであったこと。エキゾチックな植物を適応させることの出来る温暖な気...
海外の庭めぐり プランツハンターディクソニアローレンス・ジョンソン セール・ド・ラ・マドンヌ、南仏リビエラの庭園 南仏の珠玉のボタニカル・ガーデン 南仏コート・ダジュールは、古くから世界中の富裕層を惹きつけるリュクスな別荘地で、美しいヴィラが沢山作られた場所です。そこかしこにブーゲンビリアやヤシの木が茂る緑豊かな景観を作り出す温暖な気候は、新大陸やアジアなど遠方から集めてきた希少な植物を適応させ根付かせるのにも最適だったゆえ、そう...
花と緑 生物多様性の庭バイオミメティクス ショーモンシュルロワール国際ガーデンフェスティバル [2] フランス最大級のガーデンフェスティバルの続きです。 二十数個のショーガーデンの中から、前回は一つだけ「オスモス・ガーデン」を紹介しましたが、「バイオミメティクス」という今年のテーマゆえか、コンセプト追求型のガーデンが多かったような気がします。 こちらは「根っこへの回帰(直訳ですみません)」と名付けられたフランスのガーデ...
海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内、ボスケ コロナード(列柱)のボスケ 建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールが設計した、32本の柱を擁するイオニア式列柱廊です。中央には、17世紀のフランス彫刻としても傑作のひとつに数えられる、ジラルドン作「プロセルピーナの略奪」の群像が配置されています。 大理石の列柱が並ぶミネラル空間 ラングドック地方産のカラフルな大理石を合わせることで、最高級とされ...
海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内ボスケミシェル・オトニエルルイ・ベネシュ 水の劇場のボスケ ヴェルサイユのボスケ、歴史のなかの不変と変遷 ヴェルサイユの庭園は、 宮殿から大運河に向かう大きなパースペクティブの空間と、 十数個のボスケと呼ばれる、樹木に囲まれた小庭園で構成されています。 それぞれに個性的な庭空間であるボスケの殆どは、 一旦はルイ14世の時代にルノートルによって作られたものの、 当時の姿を留めてい...
海外の庭めぐり フォーマルガーデンヴェルサイユ庭園案内ボスケ水の庭 ボスケで巡る、水の庭園ヴェルサイユ ヴェルサイユ大噴水ショー とにかく広大なことで圧倒されてしまいがちな ヴェルサイユ庭園の鑑賞のポイントのひとつは「水」。 日本庭園でも池泉は欠かせない要素ですが、実はヴェルサイユの庭園でも噴水は非常に重要な存在です。 というのも、起伏が少なく、河川からも遠いヴェルサイユの地は、大量の水を引こうとすると、それは大変な技術...