ブルターニュのオーガニック(ビオ)ハーブ・ガーデン

ブルターニュのかわいいオーガニック(ビオ)ハーブ・ガーデン

フランスではティザンヌと呼ばれ、
昔から日常生活の一部になってきたハーブティー。
先だって、ハーブティーを学ぶワークショップ
にお邪魔したラマントベルトのアトリエ訪問の続きです。

まず、無農薬で栽培している
彼らのハーブ・ガーデンとファームを見学します。

曇り空と雨で、お天気はあまり良くなかったのですが、
このときばかりはちゃんと晴れ間がのぞいてくれました。

地元の石を積んだ変形スパイラルの
ハーブ花壇は、パーマカルチャーの手法から。
湿度がたくさん必要なハーブは下の方に、
逆に乾いた土が好きなハーブは上の方に、と
狭い場所でも色々なハーブを育てることができます。

手前にはローズマリーが見えます。
ミントは、スペアミント、チョコレートミント、
アップルミントなど、
様々なバリエーションが楽しいのですが、
繁殖力旺盛なので、
溢れて他の植物を駆逐してしまったり、
お互いに混じってしまうので
植える場所や植え方には要注意です。

ちなみにこちらはガーデンから
石造りの壁が素敵なお家を振り返ったところ、
その手前に見えるのは
オオバコを大きくしたような植物、
通常だと雑草扱いなのですが、
葉っぱには傷口を消毒して治りやすくする効能があるそうです。
改めてハーブとして栽培されていない野草にも
興味深いものがたくさんあります。

こちらはビニールの囲いのあるコーナー、
ディルやら、色々。
水やり用のジョウロが吊るしてあったり、
実用的でありながら、いちいち
ディテールがかわいらしい。


そして庭を進んでいくと、ファームに出ます。
一見畑というよりは草原のよう。

雑草をそのままにした方が土が乾かなくて良いなど、
様々な理由から、
ここでは、雑草と栽培のハーブとが共生しているのです。

もっと近づくと、カレンデュラの畝があり、
ちょっとファームっぽい印象になってきた。

足元から積んだ可憐なダブルカモミール。

見学のあいだには、
葉っぱをいただいて香りを確認したり、
食べてみたり、と五感を使って
様々なハーブと出会っていきます。


ロサ・ケンティフォリアとシュロと呼ばれていた花木の花。
名前が、、、思い出せない。
(→Facebookで、ニワトコ=エルダーフラワーと
教えていただきました!ありがとうございます!)
コンフィチュール(ジャム)を作ったりもするやつです。
生の時と、ハーブティーにブレンドするために乾かしたあとでは
かおりも違ってくるけれど、
とりあえず、気に入ったかおりのハーブを収集してみます。

ハチもぶんぶん飛んでいる、
心地の良い緑の風景のなかで育ったハーブたち。
美味しくないはずがない。

さらに、ラマントベルトでは、
オーガニック(ビオ)で栽培したハーブを
乾燥するにも特別オーダーの機材を使い、
最良の状態で乾燥させ保管するなど、
美味しいハーブティーにするまで
どの過程にも細心の注意をはらっているのだそうで、
ここのハーブティーは、
名だたるシェフたちから大人気というのが
分かるような気がしました。

さて、これから
お楽しみのハーブティーのブレンド・アトリエです!


その前に、こちらはアトリエのテラスの眺め。
正面に見える木造の構造物は、
トワレット・セッシュというエコ・トイレです。
水を使わないのでセッシュ=(乾いた)と呼ばれますが、
コンポストトイレといった方が分かりやすいでしょうか。
こんなところにも、環境への配慮がうかがえます。

ハーブティー・ワークショップに続きます

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