秋のマルメゾン城の庭園に その2

ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌのバラ園

マルメゾン城の庭園といえば
すぐ思い浮かぶのは皇妃ジョゼフィーヌのバラ園です。
世界中から様々なバラをコレクションしたジョゼフーヌの庭園で
自然交配による新種が作られ始めたことから
ジョゼフーヌはモダンローズの母として知られていますが、
当時のマルメゾンを飾ったのはオールドローズたち。
ほぼ消滅状態だったオールドローズのバラ園も
近年になって再現されています。[関連記事へ→◉ ]

一度ハマると抜け出せないくらいの
独特の魅力を放つオールドローズ、
しかし一期咲きであるのが特徴ゆえ、
一年の間にバラの花が咲いているのはほぼ2週間。
となると、バラ園の見せ方には一工夫が必要です。

9月後半訪れた際のバラ園。
低いツゲの生垣で縁取った植栽スペースには
宿根草や潅木類がバランスよく植えられています。
とはいえやはり、少し寂しいのは免れ得ない感じもあります。

中央のサークルに咲いていた唯一のモダンローズが、
表紙の写真のバラ、ジョゼフィーヌの想い出(souvenir de Josephine)。
皇妃没後200周年記念の年に作出され、
バラ園の再現とともにコンクールで選ばれたバラです。
ジョゼフーヌがよく髪飾りなどに身につけていたバラを思わせる
可愛らしい淡いローズ。

庭園内には鉢植えの植物もたくさんあります。
というのも、
ジョゼフーヌは鉢植えにしたバラの開花時期を
温室栽培で調整したりもしていたそうです。

ちょっと小さくて見えにくいですが、
整然と並んでいる素焼きの大型のコンテナは
イタリアで作られたもので、
まさにジョゼフーヌが使っていたのと同様の品を再現させているのだとか。
細部に至るまでの細やかなこだわりと心遣いが
行き渡っているのが感じられます。


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