屋上緑化のハンモックガーデン

突然ですが、今日は学校のときに実習で作ったお庭を紹介します。

私はキャリアの途中からガーデンの世界へと迷い込み、今もトライ&エラーを続けていますが、その途中に職業訓練校に半年間通いました。4〜9月だったのでめちゃくちゃ暑くてヨロヨロでした。

職業訓練学校の庭園施工管理科にて学ぶ

あまり知られていませんが、職業訓練校にも造園やエクステリアの学科があります。私が通ったのは、造園技能士2級程度の技能を目指すという学科で、入ってみたら、盛りだくさんな、非常に完成されたカリキュラムに驚きました。植物のこと全般、伝統的な庭造りの初歩までを実技7割、座学3割で朝から晩まで学びます。

さらにその学科は、リタイア前後の方々がセカンドライフで植物関連の仕事を始めるための高齢者向けの講座で、下限の年齢制限があり、当時私は最年少でした。でも一番体力なかったかも。

ここでの訓練により、さらに虫との距離が近くなり、人生で初めて木に登って剪定もし、かなり鍛えられました。その結果ますます庭が好きになり、現在に至ります。書き始めたら、色々面白かったのを思い出してきたので、その辺はまた今度。

愛しのハンモックガーデン

修了制作はグループ実習で、地面と屋上で計2つの小さな庭を作りました。どちらも大のお気に入りですが、まずはとってもラブリーな屋上のハンモックガーデンです。

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コンセプトは仲良しシニアカップルが、ふたりでお家でゆっくり過ごすためのガーデン。見るだけじゃなく、ハンモックに揺られたり、ベンチに腰掛けて午後のお茶やアペリティフを楽しむ寛ぎ空間です。バードバスには小鳥も遊びに来ることでしょう。中央の芝生スペースの芝刈りは、健康維持の運動の一環としてだんな様が担当、という設定です(笑)。

10㎡ほどの小さなスペースで、緑を這わせるパーゴラを兼ねたハンモックがポイント。
屋上緑化では、いかに荷重を抑えるかということが重要です。大きな樹木が健全に育つためには土壌の深さも必要(→重くなる)なので、樹木のかわりにつる植物を増やしました。全体的に明るいヨーロピアンな雰囲気です。パーゴラにはぐんぐん伸びるモッコウバラ、奥のフェンスにはジャスミンを植えています。

大活躍のおじさま方

ここで本当に驚いたのは、生徒である60代のおじさま方の優秀さ。7名のグループ実習でしたが、これまで日本の企業でバリバリとお仕事をされてきた方々は、分野を変えてもやはり大変な有能さを発揮していました。ある意味ごく順当な現象でしょうか。材料や時間に制約があるなかで、どんどんコンセプトからパースや設計図や植栽図が出来ていきます。9月の残暑の中の施工期間は4日間程度でしたが、実際の施工ではさらにパワーを発揮していました。
プランニングや植栽関係は頑張りましたが、なんせこの時は電動ドリルを触るのも初めて、構造の施工のあたりは役に立っていたんだが、邪魔していたんだか若干微妙だったかも。ということで、この素敵なお庭を一緒に作ってくださった素敵なおじさま方を、ひそかに深くリスペクトしております。

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