ケルト・インスピレーションの庭、ブリギッド・ガーデンへ[01]

妖精の国、アイルランドへ庭の旅に

実はアイルランドに、見てみたかったガーデンがありました。
そして思い切って訪ねてみたら、やっぱり、とっても楽しかった♬

今回訪れたのは、
西アイルランドのゴールウェイ近くにある
ブリギッド・ガーデン。
作られたのは10年ほど前という比較的新しい庭園で、
チェルシーフラワーショウの最年少ゴールドメダル受賞者でもある
メアリー・レイノルズさんデザインにより、
ケルトのインスピレーションでデザインされたガーデンなのです。
聞いただけで、ちょっとワクワクしてきます!
(ちなみにメアリーさんの話がモデルになった
映画「フラワー・ショウ」が目下公開中だそうで、
こちらも要チェックです(^_-)-☆)

ケルト的インスピレーションの庭とは?

ケルト、と言ってもピンと来る方、来ない方、色々だと思います。
ケルト的なもので比較的ポピュラーなのが
エンヤの音楽やリバーダンスなどでしょうか。
ここは話すと長くなるので割愛し、
まずはとにかくガーデンへ!
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庭への入口では、ウィロー(柳)のゲートを通り抜けます。
この日はちょうどファミリー向けの夏フェスのようなお祭りの日で
庭園のいたるところにちょっとワクワクしてくるような
飾り付けがしてありました。

ガーデンの名前にもなっているブリギッドは、
ケルト神話に出てくる女神の名前。
火や金属細工、豊穣、家畜、作物の実りを司り、
また詩の女神でもあります。
キリスト教が伝わる前のアイルランドで
広く信仰されていた女神様なのだそうです。

広いガーデンの中には、さまざまなエリアがあり、
入口近くにはまず、ケルティック・ウォーク・ガーデンと呼ばれる
ケルト暦の季節のサイクルを祝う祝祭それぞれのための
4つのガーデンがあります。
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シラカバに囲まれた静かな水の風景は冬のガーデン。
ケルト暦のSamhain(ハロウィーンにあたる10月31日)は
冬の始まり、一年のサイクルの終わりの日です。
そして冬は芽吹きに備えた眠りの時期でもあります。

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そして2月1日はImbolcと呼ばれるケルト暦の春の祝日で
現在は聖ブリギッドの日となっています。
この頃、最初のスノードロップが咲き始め、
春の芽吹きが始まります。
ちょっとわかりにくいのですが、
中央円形のサンクン・ガーデンを囲むのはりんごの木々。
そして可愛いカゴのブランコ・コーナー。
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5月1日はBealtaineとよばれる夏の到来を祝う祝祭です。
若者たちが子どもから大人になる、
自分の人生の王様、女王様となって、パートナーに出会い
自分自身の人生を歩み始める季節でもあります。
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この季節を象徴するのは恋人たちと火、
ストーン・ヘンジのような石柱の道を通って
神聖な火が玉座の前に運ばれます。
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秋は実りの季節。
ケルト暦ではLughnasaと呼ばれる収穫祭が8月初旬に行われます。
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祝宴のための大きなテーブルや
ダンスのためのスペースを備えた秋のガーデン。
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スパイラルな石造りの植栽は、ハーブガーデンになっています。
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そして大きな苔玉のように見える大小の物体は
タイムで覆われたバスケットで、
オリオン座が形作られているのだそう。

ガーデンを巡っていると
ケルト神話の想像の世界にタイムトリップしてきます。
すべてが有機的なフォームで、
石材や木材、そして植物もみなナチュラルで
とても穏やかな、
そしてなんだか楽しくなる空気が流れています。
(次回に続く☆)


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