海外の庭めぐり 都市農業スローフラワー パリ近郊、モントルイユの花農場へ 春になって嬉しいのは、スイセンやチューリップなどの球根花、枝物の桃や桜、りんごの花などから始まり、露地栽培の切花に出会える季節になってくること。さっそく、季節とともに再オープンした週末のモントルイユの花農場を覗いてみました♫ モントルイユはパリの東隣、市内と言っても良いくらい中心へのアクセスも良く、エスニックな雰囲気も...
海外の庭めぐり 皇妃ジョゼフィーヌ マルメゾンとボワ=プレオー、ジョゼフィーヌの庭の春 パリから程近い近郊の街マルメゾンに、ナポレオンとジョゼフィーヌが住んだ城館と庭園があります。そこに隣接するボワ=プレオーの長年修復中だった城も、昨年よりナポレオンに関係するコレクションを展示する美術館として一般公開されるようになりました。 マルメゾン城購入時(1799年)の地所の面積は260haほどでしたが、ジョゼフ...
ライフスタイル&旅 プロヴァンスの四季 アーモンドの花咲くプロヴァンスの早春 プロヴァンスの春の到来を告げるアーモンドの花 南仏プロヴァンスの3月、そろそろ春らしい日差しが眩しくなってきました。まだ冬枯れた色合いの風景の中にパッと現れるのが花盛りを迎えたアーモンドの木々です。昔から、アーモンドの花はプロヴァンスでは春を告げる花として愛されてきました。 ギリシア人の胡桃の木 プロヴァンスには、アー...
ガーデニング 植栽アイディア薬用ハーブハーブワイルドプランツ 媚薬になる?庭を彩る植物5選 媚薬になる植物、というとちょっと怪しげ?でしょうか。 現在は一般的な食材となっているハーブや野菜にも、歴史を遡ると、様々な薬効や効能があるとされて、薬として用いられていたものが沢山あります。例えばタマネギも、かつては催淫効果がある媚薬扱いされていたのだとか。昔の人々は現代ほど刺激の強い嗜好品の刺激物質や化学物質に晒され...
ライフスタイル&旅 スノードロップスプリングエフェメラル スプリングエフェメラル、ベルサイユ庭園のスノードロップ スプリングエフェメラル(spring ephemeral)とは、その可憐さから「春の妖精」とも呼ばれる球根花たち。春先一番に花を咲かせ、夏から秋には枯れて地上からは姿を消しつつ、次の春を待つ野の花たちです。 冬の終わりから早春のこの時期、ベルサイユ宮殿の庭園や公園に現れるスノードロップ(待雪草)は、スプリングエフェメラ...
海外の庭めぐり イギリス風景式庭園 19世紀のバガテル公園、イギリス貴族のパリの邸宅 バガテルの新たな所有者となったイギリス貴族、ハートフォード侯爵は、南北に土地を買い足して14haから24haに庭園を拡張、稀代の美術蒐集家としても知られた彼は、バガテル城そのものにも庭園にも大幅な改変を加えていきます。 関連記事| フランス革命後のバガテル公園 (2023-02-15 07:49:28) 19世紀当時の...