ガーデン&カルチャー 歴史的庭園パルテール修復 新品種ダリアとトリアノン宮殿のニンフのパルテール 秋も深まる9月のヴェルサイユ庭園、パルテール(花壇)の花々は咲きつづけ、夕方も18時頃までは明るいので、まだまだゆっくりと庭園の散策が楽しめる時期です。 トリアノン宮殿庭園、四人のニンフのパルテール 「パルテール parterre」とは、フランス式庭園によくみられる幾何学模様の花壇のこと。よく知られるかたちとしては、ツ...
ガーデン&カルチャー スプリングエフェメラルモネの庭チューリップの庭ジヴェルニーの庭 ジヴェルニー、モネの庭 チューリップ咲く春 ジヴェルニーのモネの家と庭は、今や年間75万人(2023年)もが訪れる世界的な観光地です。もっとも、その庭園が公開されるのは毎年4月1日から11月1日まで、春から秋にかけての花のある時期に限られています。 「私が画家になったのは、花のおかげかもしれない」とは、印象派の巨匠モネが語った言葉ですが、ジヴェルニーの庭が圧倒的...
海外の庭めぐり 花咲く春の王の菜園、ヴェルサイユより 4月に入り、一気に春めいてきたフランスから久しぶりのお便りです。 今年の冬から春先にかけては、 気分も滅入りそうな寒い雨の日が多かったのですが、 ようやく気持ちの良い晴れ間がやってきました。 サクラも終わりかけのタイミング、 そろそろリンゴの花が咲いているかもしれない、と 久しぶりにヴェルサイユの王の菜園(Potage...
海外の庭めぐり ローマの邸宅ガーデン、コロンナ庭園 久しぶりにイタリア、ローマを訪れました。 ローマは街を歩いているだけで旧所名跡が目白押し、パリを超える歴史都市と言っていいと思います。ローマ時代の遺跡からルネサンス、バロックに続いてクレシェンドになっていく様々な建築物と美術作品の蓄積に、この街に集まった富の莫大さを感じます。中でも、そのローマらしいゴージャスさに圧倒さ...
海外の庭めぐり ボスケヴェルサイユ庭園案内、ボスケ ベルサイユの花の庭、王妃のボスケ パリオリンピック2024が始まりましたね。ベルサイユはオリンピックの馬術競技場になっています。もちろん、会期中も宮殿・庭園は通常通り見学可能、緑濃い夏の庭園も魅力的です。 ところで、ベルサイユの庭園の特徴のひとつは、大きく視界がひらけたオープンなエリアと、木立で覆われたクローズドなエリアの鮮やかなコントラスト。木立で覆...
海外の庭めぐり ポタジェハーブガーデン ル・プリウレ・ドルサン修道院の庭 春のポタジェ ル・プリウレ・ドルサン修道院はベリー地方にあるモナステリーガーデン。中世の庭からインスパイアされたポタジェ(菜園)をはじめ見どころがいっぱいのお気に入りの庭です。 5月初め、春のポタジェ フランスの春の進行は少し遅め。夏野菜の植え付けは、暖かくなってきていると感じても、サント・グラースの日(毎年5月11日〜13日)を過...