フランスの暮らしと旅 ナチュラルガーデンJOURNAL 南仏プロヴァンス、風景をつくる光 かつて画家ゴッホは画題に 南仏の光を求めてプロヴァンスに来たというが、 今もこの土地の太陽の光は特別に感じられる。 森に自生するツゲやセイヨウウバメガシなどの常緑樹は、 日差しが強く乾燥した気候に適応した 小さな照り葉を持つものが多い。 強い光を反射してまるで宝石のように輝く。 または、オークやカエデ類の新緑を透過した...
フランスの暮らしと旅 ポタジェ菜園パーマカルチャーナチュラルガーデニング ラザニアでポタジェ(菜園)づくりの続き ラザニア・ガーデンの春 昨年のロックダウン中に 突如として始まったポタジェ(フランス語で菜園)づくり。 パーマカルチャーのラザニアづくりを採用、 レイズドベッドを作り、 底に敷いたダンボールの上に 落ち葉や枯れ枝を入れたところまでで終わっていましたが、 春になって芝生や雑草も伸びてきて、 芝刈りした緑屑の層も加え、 だ...
フランスの暮らしと旅 パーマカルチャーラザニアガーデン ナチュラル・ガーデニング〜ラザニア作りに挑戦 今年のフランスはコロナ禍のため、 春にも秋にもロックダウンがあり、 半年ほど身動きが取れないような状況でした。 自宅で過ごさざるを得ない春先、 家庭菜園(フランス語でポタジェ)が大人気になったという話を こちらで書かせていただきましたが、 ●note記事: フランスの庭作り、家庭菜園が大人気 拙宅でも春のロックダウンの...
フランスの暮らしと旅 フォレスト 古代ローマの森、南仏プロヴァンス 古代ローマ時代の南仏プロヴァンス地方は、 多くのローマ人の植民地が作られていた場所で、 ポン=デュ=ガール(古代ローマの水道橋)や オランジュの円形劇場などの遺跡がたくさんあります。 ということは知っていたのですが、 近所の森のなかで よく見かける石垣や、 いい具合に崩れて苔むした石積みは 一体どうしてそこにあるのだろ...
フランスの暮らしと旅 南仏プロヴァンスの散歩道 明るい太陽を感じる春分間近の南仏プロヴァンス地方、 気がつくと、すでに アプリコットやアーモンドの花は終わりかけのようです。 こちらはおそらくアーモンドの木。 そういえばアルル、サン=レミ時代のゴッホの作品にも アーモンドの木が印象的に描かれていました。 日差しはもう眩しいくらい。 夏だったら日光が強すぎて 昼下がりの...
フランスの暮らしと旅 ハーブ、タイム、ローズマリー 南仏プロヴァンスの春、花やハーブと出会う 春先の南仏プロヴァンス、 今日はガリッグ(地中海の乾燥地帯の林)の散策にお付き合いください。 ガリッグとは、南フランスの地中海沿岸などの 石灰岩土壌の乾いた地域に育つ林や森のこと。 貧しい土壌と厳しい乾燥に耐える、 木々や草花が独特の風景を織りなしています。 ガリッグの植物というとなんだか特殊な感じがしますが、 実はオ...