海外の庭めぐり 18世紀フランス整形式庭園イギリス風景式庭園マリー・アントワネット ランブイエ城、歴代君主に愛された森と城館と庭園 ランブイエの森と城館 ランブイエ城はパリの南西50kmほどに位置する、14000haの豊かな森に囲まれた城館です。現在では国有林となっているランブイエの森は、ウォーキングや乗馬、サイクリングなどが楽しめるほか、大統領の狩猟が行われる森としても知られています。 というのも、古くから獲物に恵まれた森として定評があるランブイ...
海外の庭めぐり パリ大改造アルファン パリ、モンソー公園で庭の歴史の旅 [下] モンソー庭園、王侯貴族の庭園から公共公園へ かつて18世紀、パリの郊外だったモンソーの地にあったシャルトル公のフォリーの庭園は、19世紀のパリ大改造に際して、パリ市内の高級住宅地の歴史的な公共公園として整備され、新たな時代を生きることになります。 19世紀のモンソー公園、マルゼルブ大通り側のエントランスからの鳥瞰図。ア...
海外の庭めぐり ファブリックフォリー パリ、モンソー公園で庭の歴史の旅 [上] モンソー公園(Parc Monceauu)は、凱旋門からも近い、古き良きパリを感じられるオスマン建築が立ち並ぶ8区の高級住宅街にあります。隣接する18世紀の室内装飾コレクションで有名なパリの邸宅美術館、ニッシム・ド・カモンド美術館や、東洋美術コレクションで有名なセルヌスキ美術館などとともに、公園がほぼ現在の形に整えられ...
海外の庭めぐり 温室jardin d'hiver シャン・ド・バタイユ城、夢のフレンチ・フォーマルガーデン|3 「温室」はお城の庭のマストアイテム ヨーロッパの庭の温室の歴史は古く、遡れば古代ローマ時代、キュウリが大好物だったティベリウス帝のために、ローマで一年中キュウリが食べられるように、薄く透光性の高い石板を使って温室的なものが作られたのが始まりと言われています。 17世紀のヴェルサイユの庭園でも、南欧から運ばれたオレンジや...
海外の庭めぐり ジャック・ガルシア シャン・ド・バタイユ城、夢のフレンチ・フォーマルガーデン 現代に蘇る17世紀の城館と庭園、シャン・ド・バタイユ城 パリから北西に120kmほど、ノルマンディーに位置するシャン・ド・バタイユ城は、30年ほど前にフランス室内装飾の巨匠、ジャック・ガルシアが買い取り、12年の歳月をかけて修復改修した17世紀の城館。 さらには17世紀のルノートルの図面からのインスパイアで30年ほど前...
ガーデン&カルチャー ルネサンスの庭 ローマのヴィラ・メディチ、ルネサンスの庭 ローマのヴィラ・メディチ(Villa Medici) スペイン階段を登りきったピンチョの丘に、 現在は在ローマ・フランス・アカデミーとなっているヴィラ・メディチがあります。 16世紀に枢機卿フェルディナンド・メディチ(1549-1609)が土地を購入し 既存の建物を豪勢なヴィラに仕上げ、周りに庭を作らせたもので、 ロー...