マルティニーク島、パンヤノキの庭

大きなパンヤノキの庭

亜熱帯気候のマルティニークは
真冬でもブーゲンビリアが咲く
花の島と呼ばれていますが、
さらに魅力的なのが、
レインフォレストやガーデンで出会う
大きな大きな樹々。

こちらのちょっとモンスターみたいな木、
フランス語ではざっくりFromager(フロマジェ)と呼ばれますが、
パンヤ科(学名 bombavaceae)の、パンヤノキやカボックなどの
いくつかの種類の木を指しているようです。

木の足元のフォルムが
古代ギリシャ彫刻の女神の衣の襞のように造形的。

大きさもフォルムも印象的なフロマジェですが、
マヤ文明では聖なる木とされていたのだとか。
確かにただならぬ存在感です。

この場所は、やはり
サトウキビ・プタランテーションだった
ラム酒造場のガーデンで、
フロマジェの森の他にも、
アプローチのヤシの並木や
亜熱帯な花の植栽など、見所がたくさん。

ヤシの木の葉のテクスチャーも多様で、
モコっとリスの尻尾のようなボリューム感のものや
あくまで直線のピシッとした感じ、
決してモノトーンにはなりません。
奥には若いタビビトノキも見えます。

全体的に緑の色とテクスチャーのグラデーションによる構成に、
トロピカルフラワーらしさ満点のショウガ科の植物、
レッドジンジャー(学名 Alpinia purpurata 赤穂月桃)の赤が差し色に効いてます。

旅で出会う植物が与えてくれるインスピレーションは貴重です。
南の島のガーデンのデザインもしてみたいな〜、
と夢が広がるワクワクなひとときです。

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