海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内 花の離宮、グラントリアノンの庭園を訪れる 現在のグラントリアノン離宮の建物が作られたのは1687年、大げさな宮廷儀礼を逃れてホッと寛いだひとときを過ごすために(宮廷の様々な典礼を作らせた、その王自身も終いにはやっぱり疲れてきた様子です。)ルイ14世が晩年に作らせたものです。設計はジュール=アルドワン・マンサール。 カラーラ産の白大理石とフランスのラングドック地...
海外の庭めぐり ヴェルサイユ庭園案内、ボスケ コロナード(列柱)のボスケ 建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールが設計した、32本の柱を擁するイオニア式列柱廊です。中央には、17世紀のフランス彫刻としても傑作のひとつに数えられる、ジラルドン作「プロセルピーナの略奪」の群像が配置されています。 大理石の列柱が並ぶミネラル空間 ラングドック地方産のカラフルな大理石を合わせることで、最高級とされ...
海外の庭めぐり ルイ・ベネシュヴェルサイユ庭園案内ボスケミシェル・オトニエル 水の劇場のボスケ ヴェルサイユのボスケ、歴史のなかの不変と変遷 ヴェルサイユの庭園は、 宮殿から大運河に向かう大きなパースペクティブの空間と、 十数個のボスケと呼ばれる、樹木に囲まれた小庭園で構成されています。 それぞれに個性的な庭空間であるボスケの殆どは、 一旦はルイ14世の時代にルノートルによって作られたものの、 当時の姿を留めてい...
海外の庭めぐり フランス整形式庭園フォーマルガーデンヴェルサイユ庭園案内ボスケ ボスケで巡る、水の庭園ヴェルサイユ ヴェルサイユ大噴水ショー とにかく広大なことで圧倒されてしまいがちな ヴェルサイユ庭園の鑑賞のポイントのひとつは「水」。 日本庭園でも池泉は欠かせない要素ですが、実はヴェルサイユの庭園でも噴水は非常に重要な存在です。 というのも、起伏が少なく、河川からも遠いヴェルサイユの地は、大量の水を引こうとすると、それは大変な技術...
ライフスタイル&旅 ワイルドチャービルカウパセリ 4月のヴェルサイユの庭散策 新緑が眩しい4月 一日一日昼間の時間が長く、明るくなる 待ちに待ったこの季節。 お天気が良い日の庭散策は、 まさに楽園の散歩のよう。 特にこちらの並木道は セイヨウボダイジュやマロニエなど 落葉樹がほとんどなので、 新緑の季節には、 ようやく出揃ってくるフレッシュな若葉が 黄緑色に光を通す様子が とてもとても綺麗なので...
海外の庭めぐり フランス整形式庭園フォーマルガーデン 空から見るヴェルサイユ庭園 ヴァーチャルでヴェルサイユ庭園を散策する 表紙は春たけなわのプチトリアノン、 奥に隠れているのは マリ・アントワネットがフェルゼン伯と 逢瀬を重ねたという愛の神殿です。 現在も、ヴェルサイユの公園はオープンしているものの 宮殿のガーデンは依然閉鎖のままです。 訪れることができないので 昨年のロックダウンの頃の動画をシェ...