ケ・ブランリー美術館の垂直庭園|パリ

パリ7区、セーヌ河に面して立つケ・ブランリー美術館(2006年開館)の外壁は全面が緑に覆われた都市の中の垂直庭園です。

植物学者兼アーティストのパトリック・ブラン氏による作品でもはや緑化というよりアートの域です。美術館の内側も外側もアート。さすがフランス。

岩肌に生える植物を研究し、世界中でフィールドワークを行ってきたブラン氏は、
10代の頃から自宅で、最初は飼っていた熱帯魚たちの水槽の水の浄化のために
フィロデンドロンを水槽で栽培し始めたのがきっかけで、様々な試行錯誤を繰り返して、
金属フレームの枠組みと化繊フェルトの保水層とチューブによる潅水という
シンプルかつ軽量化された壁面緑化の技術を世界で初めて開発しました。

彼が発明した手法は、壁面緑化の壁となっていた重量の問題をブレークスルーし、
何百メートルの高さにも壁面緑化を可能とし、都市緑化をさらに先の段階へと導く画期的なものでした。
しかも植物学者として様々な着生植物を知り尽くしているブラン氏ならではの植栽プランでは、どんどん成長していく植物たちによって自然と躍動感と生命感あふれる緑の景色が作り出され、変化していくのです。

P1020800.JPG

近くから見るとこんな感じ。コケや様々なシダ類、つる性植物などがそれぞれに緩やかなな曲線を描くように広がっていきます。写真は11月頃のもので、ちょっと秋色の葉っぱもあるけれど、寒さにも負けず活き活きとしています。

ブラン氏の作品は日本でも金沢21世紀美術館に所蔵展示されているほか、南杉本博司の写真作品がさりげなく壁にある青山のおしゃれバー・CNACでも見ることができます。そして今秋開通予定の九州新幹線の新山口駅にも、ブラン氏デザインの垂直庭園ができるそう。近隣の山々に自生する植物を生かした、新幹線が通る道筋の植物たちに彩られた垂直庭園になる模様です。楽しみですね!

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